新幹線宿泊パックが損な場合もある。
往復新幹線とホテルがセットになって、料金が抜群に格安な新幹線宿泊パック。
行き帰りとも同じ区間を新幹線に乗り、1泊以上宿泊する方にとっては本当にお得です。
このお得な新幹線宿泊パックが利用できないケースもありますが、それとは別に、新幹線宿泊パックを使うと「損してしまう」というケースもあります。
全国でもごく限られた珍しいケースですが、参考までにご覧ください。
新幹線宿泊パックを使って損するケースとは?
例えば、東京から京都・大阪・広島・博多へ行く場合など、他のどんな方法よりも格安に新幹線に乗れる新幹線宿泊パックですが、これを使うより、他の方法が安い場合があります。
その珍しいケースを2つご紹介します。
1.えきねっと「お先にトクだ値」で「往復」する場合
東北・秋田・山形・上越・北陸新幹線に乗る時に、えきねっとの「お先にトクだ値」という格安なチケットを一人で往復予約できる場合、「お先にトクだ値」が安いので新幹線宿泊パックを使うと損です。
全国でも最も格安な25〜35%割引の「お先にトクだ値」。
乗車券2割引の学割と比べても、特急券もセットで割引になる分、こちらの方がお得です。
例)東京−盛岡
東京−盛岡を往復して5,300円で1泊すると・・・
お先にトクだ値30で片道10,130円、往復で20,260円、合計で25,560円。
新幹線宿泊パックで同じホテルの一人利用は28,600円、お先にトクだ値を使った方が安いです。
ただし、新幹線宿泊パックは2人以上で使うと安く、同じプランを2人で予約すると一人25,400円。
「お先にトクだ値」で往復する料金より格安です。
同じように、北陸新幹線でモバイルSuica特急券の「スーパーモバトク」を往復とも利用できる場合も、1人での往復なら新幹線宿泊パックより安いです。
割引率が高い「えきねっと」も、1人で「お先にトクだ値」で往復する以外は、新幹線宿泊パックの料金には勝てません。
往復とも「お先にトクだ値」が購入できない場合、また2人以上の場合は最安値にはなりません。
2.近距離で「こだま」を使う場合
例えば、名古屋−新大阪では、のぞみ・こだまの所要時間はあまり変わりません。
この区間では、のぞみは大して安くなりませんが、こだまの安いチケットがあります。
特に、「ぷらっとこだま」やエクスプレス予約・スマートEXの「EXこだまファミリー早特」を使うと、新幹線宿泊パックより安いことも多いです。
例)名古屋−大阪 往復+1泊6,600円
ぷらっとこだまは片道4,500円、往復で9,000円。
1泊6,600円で泊まると、合計で15,600円です。
そして、EXこだまファミリー早特は、片道4,280円、往復8,560円。
1泊6,600円で泊まると、合計で15,160円です。
これに対して、新幹線宿泊パックでは、こだまに限定しても15,900円でした。
ただし、この区間でも、2人以上には格安な新幹線パックがあります。
列車は限定されますが、往復+1泊で1人14,700円。
ぷらっとこだま・EXこだまファミリー早特より安いです!
全国の全区間で調べたわけではありませんが、いくつかの区間で他に安いチケットがあります。
しかし、2人以上の複数で新幹線を利用する場合には、基本的に新幹線宿泊パックの方が格安です。
新幹線宿泊パックならこちらがおススメです!
全国のほとんどの区間では、他の切符より格安!
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出発前までにチケットは自宅に届くので安心です。
当日の出発6時間前まで予約できますが、お得なホテルのプランは早く売り切れます。