新幹線宿泊パックで途中下車や途中乗車はできるか?

新幹線宿泊パックで途中下車や途中乗車はできるか?

基本的には、記載されている区間以外は利用することができず、途中下車も途中乗車もできません。
もし、途中下車・途中乗車をしなければならない場合、新幹線宿泊パックのチケットは下車駅から先の区間分は無効になり、途中下車以降の切符は買い直しが必要です。

 

新幹線宿泊パックで送られてくるチケットはその区間以外は使うことができません。
これは、JRが販売している「お得なきっぷ」なども同じです。

 

どうしても途中下車する必要がある場合、駅の窓口で通常の切符を購入するのが普通です。
(往復割引や学生割引など、JR本来の割引制度を使っている場合は途中下車は有効です。)

 

それでも、何とか格安な新幹線宿泊パックを使って、2カ所以上の目的地に行けないものでしょうか?
新幹線宿泊パックを使って2カ所に行きたい場合、どのように予約をしたらいいのでしょうか?

 

新幹線宿泊パックを使って2カ所へ行くには?

基本的に新幹線宿泊パックは、1カ所の目的地を往復することが前提で料金が安くなっているので、2カ所へ行くことはできません。
もちろん、行きと帰りの区間が違うパックは販売されていません。
JTBは帰りの到着駅変更可能。例:行きは東京駅から乗車、帰りは新横浜駅で下車)

 

ところが、行き先が東京と横浜、京都と大阪など近い場合、おすすめの日本旅行「新幹線+宿泊セットプラン」であれば、上手く組み立てれば2カ所へ行くこともできます。

 

このプラン、こちらのページでも解説していますが、1泊目と2泊目のホテルを別にすることができます。
これをさらに応用すれば、近い都市であれば、2カ所へ行く新幹線宿泊パックを作ることができます。

 

例えば、大阪方面から東京と横浜へ1日ずつ行きたい場合、宿泊する場所さえ限定しなければこれが可能です。

 

東京・横浜で各1泊の例

1日目:大阪から横浜へ。横浜で宿泊。
2日目:横浜から在来線で東京へ。東京で宿泊。
3日目:東京から在来線で新横浜へ。新横浜駅から新幹線で大阪へ。

このようなプランを作れば、途中下車も途中乗車の必要もありません。
当然、通常のきっぷを購入するより、料金は格安です。

 

この内、新幹線宿泊パックで予約するのは、大阪〜横浜の往復新幹線と、1泊目の横浜のホテルのみ。
東京のホテルは別で予約します。

 

ただし、このような組み立て方ができるのは、1泊目に出発地から近い方で宿泊できる場合のみです。
それ以外の場合は、新幹線宿泊パックを使うことはできませんので、料金は高くなってしまいますが、別々に格安チケットを買った方が自由に途中乗車・途中下車することができます。

 

初日に遠い方へ行かなければならない場合でも、近い都市であれば、料金を重視するなら新幹線宿泊パックを使った方がおそらく安いです。指定した駅まで戻るという手間はかかりますが、そこは料金の差額を見ながら検討しましょう。